エコ・ピュア37号「EMとペット」より

ペットにEM1、EMWを使った場合の共通効果は、@悪臭緩和、Aダニなどの発生を緩和抑制、B皮膚病の予防対策、C病気にかかりにくくなる、D毛並みが良くなる、Eストレスの緩和、F繁殖率の向上などがあります。ここでは、犬、猫、うさぎ、ハムスターなどに共通するEMWの基本的活用方法を紹介します。

 エサ

・EMWを水で100倍位に薄め、エサが少し湿る程度にスプレーで散布。
・EMボカシをひとつまみ混ぜるとなおよい。
※嗜好性がある猫などは、ニオイや酸味が強いと食欲が減退するので様子を見ながら活用する。

 
 

    飲み水

・EMWを飲み水の1%程度入れる。
・EMXセラミックスを適量入れてつくった水にEMWを入れるとなおよい。
※小鳥の飲み水の場合も同程度の希釈。


    飼育環境

・EMW100倍希釈液を犬小屋、寝床、トイレパットに散布。
・小鳥の場合は、EMW100倍希釈液を新聞紙などに霧吹き噴霧し、鳥かごの床に敷く。


 シャンプー・リンス
     ブラッシング

・EMWもしくは米のとぎ汁EM発酵液を入れた風呂の残り湯を使ってシャンプー。リンス効果もある。
・市販のシャンプーを使った場合、最後にEMWか米のとぎ汁EM発酵液を適量入れてすすぐ。
・ブラッシングにはEMW1000倍希釈液をスプレーすると静電気が抑制され、フサフサの毛並みになる。
※シャンプー後はドライヤーで8〜9割は乾かし雑菌の繁殖を抑制しましょう。

※EMXセラミックスパウダーをトイレ用砂やトイレパットに振りかける。

※排便、排尿後にEMW100倍希釈液を噴霧。


 猫のトイレ用固まる砂は、将来的にごみとしての回収が難しくなると言われています。EMを使った対策を提案します。

@

細かい目の網かごに、固まらない砂を3〜5cm程に薄く敷き詰め(EMXセラミックスパウダーを10〜20%程度混ぜるとなおよい)、EMW100倍希釈液を噴霧。

A

EMW100倍希釈液、または米のとぎ汁EM発酵液10倍希釈液をたっぷり噴霧した新聞紙をトレーに敷き、その上に@のかごを乗せてトイレ完成。

B

新聞紙は毎日取り替え、かごやトレーは1週間に1回EMWで洗浄。

C

汚れた砂はその都度、EM希釈液を入れた密閉容器に入れ(活性液の量は砂が隠れるくらい)、1週間後取り出して日陰乾燥。その後、再度EMWを噴霧し再利用する。

D

フンは、EMボカシで発酵させて土に返す。

 
 
  水槽


 

 

 『EMを使った水槽の水管理例』

1.初回】
 1) 水槽の敷石等の下にEM-Xセラミックスを1〜2袋を敷く。
 2) 濾過器内にEM-Xセラミックスを1〜2袋ろ材として入れる。
  ※ EM-Xセラミックスを水槽に入れる前には、軽く水洗いします。
    そのまま水槽に入れると水が濁る場合があります。
 3) 水槽にカルキ抜きした水を入れ、水槽の水量に対してEM1またはEMWを1/5000の量を投入します。
  例 : 水50Lに対してEM1原液10mlで1/5000 (活性液でも可、但しPH3.5以下のもの)
【2.水管理】
 1)  EMがうまくはたらけば通常の飼育法よりも長く水質を維持できます。
    その為に観察しながら1〜2週間に一度EMを水槽のろ過器へ投入します。
 2) 日常のPHチェックをしましょう。
 3) 水換えは水質(PHや汚れ具合)を目安にして行い、3分の1程度の水を換え、EMを1/5000の量入れます。
 4) 濾材の洗浄は、水換えのように頻繁にする必要はなく、3〜6ヶ月に1度でよい(但し、ろ過器内の汚れ具合、水質による)
   ※ EM-Xセラミックスは洗浄とあわせて天日干しします。
 5)  EMが効いているかどうかの判断は、ろ過材(綿状、活性炭など)が無臭であること。悪臭がある場合はEMを1/3000〜1/2500の量に増やします。
【3.その他】

 1) 水槽の設置場所は、ドアの近くなど振動がある場所は避けましょう。魚がびっくりしてストレスがたまりエサを食べなくなる場合があるそうです。
 2) 直射日光が当たる所の設置は避けましょう。苔、アオコがたくさん発生します。
 3) 苔、アオコの予防には、生物に食べさせる方法があります。(プレコ、オトシンクス、石巻貝など)